商工部会2022年8月オンラインサロンを開催しました
1.開催日時
2022年8月9日(火)19:00~20:30
2.参加者
7人 (機械/建設/上下水道/衛生工学/農業/森林/環境/総合技術監理)
3.話題
海を渡る蝶「アサギマダラ」の今
4.話題提供
天野 大 (建設部門/上下水道部門/環境部門/総合技術監理部門)
5.サロン概要
(1) 話題提供者自己紹介
(2) 談論
① 「アサギマダラ」に関する基本知識(天野)
・日本名 ・学名 ・数え方 ・オス,メスの見分け方 ・生態など
② 質疑応答
サロン参加者には,事前に「話題に対する質問提出」が課された。
参加者の「質問」に応じて,話題提供者や他の参加者との談論風で進められた。
(参考資料)
・徳島県技術士会会報 2017 VOL25 「アサギマダラの謎」
https://www.tokushima-pe.jp/wp-content/uploads/2f37eacfc4a6310d0a29256f40d46319.pdf
・徳島県技術士会会報 2004 VOL11 「旅をする蝶」
6.談論内容
みなさんからの質問を抜粋します。
これらをもとに,どのように談論が進んだか,ご想像いただければ,幸いです。
・アサギマダラは,グルメと聞いたが?
・滑空するような飛び方は,なぜ?
・どのような進化をしたのか?
・長距離移動のエネルギーは,どこから得るの?
・体内に,エネルギー変換機能を持っているの?
・省エネ移動を可能とする秘密は,身体形態?
・驚くような長距離の「渡り」をすることが,不思議です!
・世代を超えての移動には,遺伝子が関係するの?
・海渡りの時に,どこで眠るの?
・海渡りの時に,どこで食事をするの?
・「渡り」移動のタイミングは?気温?
・「渡り」移動時の,オスとメスの個体数差は?
・これまで,何頭のアサギマダラにマークしたの?
・アサギマダラと照葉樹林帯との分布域が似ていませんか?
それぞれの専門分野の技術士からの深いご質問に答えるということで,いろいろと考える契機となり,私自身,とても勉強になりました。
われわれ人類(ホモ・サピエンス)の起源は,200万年前のアフリカといわれます。そして,アサギマダラの分化は,2300万年前。蝶という小さな生き物ですが,その歴史は,人類より長く,まだまだわからないことだらけです。将来,彼らの生態が解明され,その生き方・構造形態がわれわれの生活にも反映される(バイオミミクリーなど)と面白いなと感じました。
参加されたみなさま,どうもありがとうございました。そして,ご苦労様でした。
(文責:天野)